お疲れ様です。

いま問題になっている、ミドリガメ(ミシシッピーアカミミガメ)や、かみつきガメは元々日本にはいなかった外来種(外国からきた)です。

それが日本のあらゆる川と池にいるのはなぜでしょうか?

答えは、『捨てられたから』

今回はカメの飼育の難しさを書く前に、捨てる理由を探してみましょう。

まず、小亀の頃の飼育は楽勝です。

手のひらより小さく、姿形は可愛く、声を出して鳴くこともないので、ほとんど手がかかりません。

カメは鳴かないので小亀の頃は大人しく可愛いのです。

水槽に水をいれて餌をあげる・・・極端に言えばこれだけでもカメは育っていきます。

ですが、いつまでも小亀のままではありませんから、カメが大人になってからお世話が面倒になってきます。

成長にともなって、亀はどんどん大きくなる

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上の画像は、ボクが飼っている生後三ヶ月頃に撮ったカメです。

この程度の大きさなら普通の水槽で飼うのも楽にできます。

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上の画像は同じカメで、生後10ヶ月経ったカメです。

この大きさでも水槽で飼う事は出来ますが、比べていただいても分かるのは、1年も経っていないのにハッキリと大きくなっています。

当然今後もすくすく育って大きくなっていく事を考えると、この水槽で飼い続けるのは厳しい・・・というか無理です。

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ボクはもう一匹、ニホンイシガメの『かめよし』を飼っています。

上の画像は、『かめよし』当時8歳に、『かめじろう』当時生後三ヶ月を乗せた画像です。

まったく大きさが違いますが、今はまだまだ小さい『かめじろう』も将来的にサイズは同等か、それ以上に大きくなるかもしれません。

大きくなると何が困るのかと言うと。

水槽で飼うのが難しくなる


子亀のうちは、多少水槽内で暴れてもたいした事はありませんが、大人になったカメが水槽で暴れると『メチャメチャうるさい』です。

やはり甲羅は固く重いので、立ち上がったり、転がったりした場合などは相当に派手な音がします。

カメは水槽内で暴れるつもりはないのですが、小さな水槽でじっとしている事はまずありません。

外の世界を気ままに黙々と歩いていくのがカメの習性でもあるので、狭い水槽でいつまでもおとなしくするわけがないんです。

そもそも水槽は魚を飼うための物ですからね、魚とカメはまったくの別物と覚えておきましょう。

水替えがつらくなる

カメは魚と違い、食べ残しの餌の量やフンの大きさが違うので、新しく水を換えても簡単に汚れてしまいます。

おそらく、想像されているより遥かに水をよごすのがカメです。

ろ過装置も入れていますが、あまり意味はありません。

水が汚れる原因は『フン』ですね。

子亀の『フン』は大したことありませんが、大人のカメの『フン』は意外と大きいですよ。

もう一つの原因は、カメの甲羅には『コケ』がつきやすいのです。

この『コケ』が水を汚す原因にもなります。

ボクは毎日水を替えていますが、それでも半日でかなり濁っていたりする日もあります。

カメはとても綺麗な水を好む

水をよごすくせに、カメはとても綺麗な水を好みます。

特にニホンイシガメは、綺麗な水でなければすぐに病気になる事もあります。

ニホンイシガメは、現在【準絶滅危惧種】に指定されており、個体数が激減していますが、綺麗な川が少なくなった事も理由のひとつかもしれません。

なので、カメの水替えは避けては通れないうえに、替えてもすぐに汚されます。

毎日の水替えは、慣れてしまえばどうという事はありませんが、とにかく時間がかかります。

春夏秋冬・・・とくに冬場の水替えは大変です。

野生のカメは冬眠しますが、飼われているカメに冬眠はさせない方がいいとボクは思っていて、理由の一つにカメ自身に冬眠をさせる事が難しく、失敗して死にやすいからです。

これは、カメの冬眠を試みた方のブログや話しを読んでみるのが一番早いのですが

冬眠はリスクが高く、そもそもメリットは何も無いと考えているので、冬は水温ヒーターを使い、水温を適温に保って冬越しをさせる事をオススメします。

水温ヒーターを使わなければ、カメはまったく動かなくなるうえに、エサも全然食べなくなるので危険です。

水温ヒーターは必須ですね。

そんな理由で、冬場の水替えも必要になりますが、想像以上に寒いし面倒です(笑)

なつかないから愛着がわかなくなる

カメは鳴く事がないので、飼っている人に返事をしたりすることがありません。

飼っている環境によっては、飼い主とほとんど交流もなく、ただ『そこにいるだけ』という状況にもなっているでしょう。

表情がコロコロ変わったりすることもないので、見て楽しんだり話しかけたりする事も普通はないのかもしれません。

が、ボクはメチャメチャ話しかけます。

当然返事はかえってきませんが、話しかける事でボクの声と雰囲気を覚えるようになりました。

特に、ニホンイシガメは性格が非常に臆病なので、誰かになつく事を犬や猫のように簡単にはしませんが、足音や声を覚えます。

当然顔の識別もするようになります。

おそらくこれは、水槽内だけで飼っていると出来ないかもしれません。

カメを散歩させるスペースがあり、好きに歩かせたあとに一緒に帰る・・・という事と、カメの住んでいる場所を毎日綺麗してお世話をしてあげる・・・という事を繰り返していると、いつの間にか慣れてくれました。

8年ほど続けて、声をかけずともボクの足音を聞いて水場から上がって寄ってくるようになったので、4~5年程度ではまだまだ警戒されていると思いましょう。

おそらく、カメは感情表現がうまく出来ないだけで、犬や猫に劣らないほど知能も高く、飼い主にたいしての愛情という感情も持っていると思いますよ。

水槽内だけで飼うのは無理

カメは魚とは違うので、水槽内だけでずっとおとなしくはしてくれません。

色々な場所に黙々と歩いていくのがカメの習性でもあるので、大人になった時に広い場所で飼えなければ、やはり上記の理由から手放そうと考えるのかもしれません。

今まで飼われていたカメが、外の世界に捨てられて寿命をまっとうする事はできるんでしょうか。

カラスや、車や、他にも見た事も無い天敵や危険の中に放りだすのはあまりにも可哀想です。

カメは万年生きると言いますから、自分の人生を共に歩めるほど生きてくれます。

お世話も面倒でなつきにくいところもあるかもしれませんが、長い目で付き合ってあげてほしいと思い記事にしました。

この記事を読んでいただきありがとうございます。

イシガメの里 (わたしのワンダーみぢかな生きもの) [ 松久保晃作 ]
イシガメの里 (わたしのワンダーみぢかな生きもの) [ 松久保晃作 ]